鹿児島市の中心地に、天文館という南九州最大の繁華街・歓楽街があります。
天文館は多くの商店街の集まりで、その商店街は桜島の火山灰をよけるためのアーケードで連結されています。
天文館は西郷隆盛銅像や観光地城山などにも近いため、鹿児島市民のみならず観光観光客も多く集まります。
この記事は天文館についてのおおまかな位置関係や目印になる施設を案内しています。
この記事を読んで、あなたも鹿児島の繁華街『天文館』を探索してみてはいかがでしょうか。
『天文館』は南九州一の鹿児島の繁華街
天文館は多くの商店街の集まりです
天文館はJR鹿児島中央駅から車で約8分のところにあります。
天文館は鹿児島市の中心地にある多くの商店街の集まりです。
天文館の地図を広げて見た時、地図の真ん中を左右に電車が通っています。
『天文館通』という市電の電停を起点として、その電車通りから上の部分が繁華街、電車通りから下が繁華街から歓楽街です。


- 中町ベルグ、なや通り、仏具店街
- 照国通り、ぴらもーる、はいから通り、ごんざ通り
- テンパーク通り、天文館アーケード
- 千石馬場通り、七味小路、セピア通り、ぐるめ通り、ぴらもーる
- 文化通り、天神馬場通り
天文館電停を中心に、地図の上下に大きなアーケードがあり、地図の上部にいくつものアーケードおよび商店街が続きます。

城山下の西郷隆盛銅像へは、照国通りにある御着屋交番前から歩いて約5分です。

セピア通りにある『正調さつま料理熊襲亭』は鹿児島の郷土料理を食べたい人へおすすめです。

はいから通りと天文館本通りが交差する場所にある『かごしま特産品市場(かご市)』は鹿児島の特産品を数多く集めたお店です。

天文館本通りにある『菓々子横丁』は鹿児島を代表するお菓子である「かるかん」をはじめ多くのお菓子のお店です。


天文館の中心に大型施設『センテラス天文館』が2022年4月9日に全面開業。
- 1階ー3階:shop:フード・グルメ・グッズ・ファッション
- 4階ー5階:天文館図書館(鹿児島市立図書館)
- 7階ー14階:ダイワロイネットホテル鹿児島天文館
- 15階:展望レストランと展望フロワー
下の写真はセンテラス天文館の15階にある展望フロワーからの桜島と鹿児島市街地の眺めです。


- 大門口通り、呉服通り
- 山之口本通り、松山通り
- G3アーケード、銀座通り
- 二本松通り、文化通り
- 二官橋通り、山之口本通り、樋之口通り
地図の下部(天文館電停より下側)にあたる場所にある地蔵角交番を中心に、天文館の歓楽街が広がっています。
市電の天文館通電停からG3アーケードを歩いてくると、銀座通りにでます。写真の地蔵角交番の前を左右に通っているのが山之口本通りです。

銀座通りにある『あぢもり』は鹿児島の黒豚料理を食べたい人へおすすめです。
地蔵角交番近くにある「むじゃき」の『白熊』は有名なかき氷です。
ふわふわのかき氷に秘伝の自家製ミルク、シロップ、フルーツなどでトッピングされた白熊は、鹿児島の夏に欠かせない風物詩です。

G3アーケードの真ん中あたりににある鹿児島で有名な「蜂楽饅頭」は安くて美味いお菓子です。

天文館にある老舗のデパート山形屋
山形屋は天文館の端に位置する金生町にあり天文館の中心街とアーケード(中町ベルク通り・中町コアモール・納屋通り)でつながっています。
山形屋は創業1751年の老舗で鹿児島では有名なデパートです。
いまでも山形屋は鹿児島で有名なお店で、天文館へ行くときの場所を特定するのに良く使用されます。

山形屋1号館7階にある山形屋食堂の『焼きそば』は人気メニューです。
山形屋は、以前は鹿児島交通バスの発着場があり各市町村とつながっていました。
現在、バスの発着所は山形屋前のバス亭と鹿児島銀行本店前のバス停に引き継がれています。
最近は山形屋側アーケードと鹿児島銀行側アーケードとの間の横断歩道にアーケード『kanafu(カナフ)アーケード』ができて、雨の日も行き来が楽になっています。

山形屋の近くにある商店街と商業施設
山形屋の入り口近くのアーケード内に、日本とアメリカの両方で博士号をとった女性化学者『丹下ウメ博士』の像があります。

山形屋のアーケードは『中町ベルグ』といい、いづろのアーケードの『なや通り』とつながっています。
山形屋の電車通りには近代的な建築の鹿児島銀行本店と、柱の部分がコリンス式の建築様式の南日本銀行があります。
特に、南日本銀行は昭和12年(1937年)に竣工し、現存する鹿児島の建築物ではもっとも初期の頃のものということで、国の登録有形文化財に指定されています。
南日本銀行の横の道路は電車通りと交差しています。この道は朝日通りといい、中央公園の横を通って西郷隆盛の銅像へつながっています。
山形屋がある金生町を過ぎ石灯籠があるあたりから、複合商業施設であるマルヤガーデンズまでを『いづろ』と言います。
マルヤガーデンズは以前、丸屋と呼ばれ、その後、鹿児島三越となり、現在は『マルヤガーデンズ』という複合商業施設となっています。
マルヤガーデンズの横の道路は電車通りと交差しています。この道は照国通りといい、中央公園の横を通って照国神社へつながっています。
天文館のいづろ通りにある石灯籠
山形屋がある金生町のすぐ近く(市電の軌道のカーブのあたり)に石灯籠が立っている地区があります。
このあたりは『いづろ通り』と呼ばれています。
天文館の歓楽街にある天文館公園

天文館公園は、地図でいうと天文館の電車通りの下側にあたる歓楽街にあります。
天文館公園の横を通っているのが文化通りです。山之口本通りと交差して市電へと続きます。

昔は、ここでサーカスの興行も行われていたところで広い公園です。
現在は天文館公園ステージもあり、ときどき、ちょっとしたイベントが開かれたりします。

天文館の繁華街の端にある『ザビエル公園』
天文館の『セピア通り』の端(天文館電停より上部左側)にあたるところに『ザビエル公園』があります。
明治時代に建てた記念堂が戦火で焼失しましたが、その一部が公園内に残されています。
これは昭和24年(1949年)にザビエル渡来400年を記念して整備されたものです。
天文18年(1549年)イスパニアの宣教師フランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸し、日本にキリスト教を初めて伝えました。
ザビエル公園の前を通っている千石馬場通りの向こう側に、ザビエル教会があります。
『おはら祭』は11月3日に天文館で行われる南九州最大のお祭り

毎年11月3日は天文館でおはら祭が行われます。
天文館の電車通りからいづろ通りを中心に、おはら節の掛け声にあわせて多くの人々が踊ります。


おはら祭は南九州最大のお祭りです。


天文館でも行われる六月灯

六月灯(ろくがつどう)とは、7月(旧暦の6月)に鹿児島県の神社や寺院で行われるお祭りです。
夜になると飾り付けられた灯籠に灯りが灯り、幻想的な雰囲気が感じられます。
天文館の六月灯は、たしか7月の15日、16日ごろに行われる照国神社の六月灯が有名ですが、山形屋デパート近くにある大黒神社でも六月灯が開かれます。
天文館と言う名前の由来
島津氏25代当主の島津重豪(しげひで)により、安永8年(1779年)に天文観測や研究の為に、明治館が建てられました。
この明治館の別名を天文館と言い、その名が現在に至っています。
天文館が繁華街・歓楽街と言われ、にぎやかになったのは昭和のはじめに路面電車が走り出した頃からです。
今では鹿児島へ来た観光客も沢山利用しており、各通りはにぎわっています。
その他の天文館グルメ



鹿児島ラーメンの代表格である『くろいわラーメン』。
左が味噌ラーメン、右がチャーシューメン。
くろいわラーメンは天文館のぴらもーる通りにあります。すぐ近くには薩摩郷土料理を提供する吾愛人(わかな)本店もあります。
天文館へのアクセス
住所 | 鹿児島県鹿児島市東千石町13 |
アクセス | JR鹿児島中央駅から市電で天文館通へ(約8分) |
JR鹿児島中央駅からカゴシマシティビュー(バス)で約9分 | |
公式ページ | 天文館 |
\ 天文館から歩いて行ける西郷隆盛の銅像 /

\ 天文館から歩いて行ける鹿児島県立博物館 /
