鹿児島市の黎明館は日本の歴史と文化の宝庫!鶴丸城跡の御楼門から!

御楼門(黎明館)

鹿児島市の城山のふもとに佇む『鹿児島県歴史・美術センター黎明館』は、その優雅な存在感で、訪れる者を鹿児島の豊かな歴史と文化の深淵へと誘います。かつて薩摩藩の栄華を象徴した鶴丸城(通称:鶴丸城)の本丸跡に建てられたこの施設は、まさに過去と現在が交錯する場所。鶴丸城跡の雄大な御楼門をくぐり抜けると、そこに広がるのは、3階建ての常設展示場と、息をのむような屋外展示施設。各展示は、薩摩の英雄たちの偉業から日常の逸話まで、幅広いテーマで構成されており、訪れる人々に新たな発見と感動を提供しています。黎明館の壁の一つ一つが語る歴史の物語に耳を傾け、鹿児島の魅力に触れてみませんか?

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目次

鹿児島県歴史・美術センター黎明館でわかる鹿児島の歴史

建物の中にある常設展示物を見るには以下の料金が必要です(御楼門や黎明館の敷地内は無料です)

料金 一般:400円、高校・大学生:250円、小・中学生:150円

黎明館入り口
黎明館入り口

黎明は『れいめい』と読み、意味は『あけがた、よあけ』と言う意味です。

御楼門から黎明館へ
御楼門から黎明館へ

黎明館の1階は鹿児島の歴史についての展示

館内の写真撮影は、写真撮影OKマークが付いているもののみ許可されています

フロアーに入ると『鹿児島の自然風景』、『先史・古代のかごしま』、『中世のかごしま』、『近世のかごしま』、『近・現代のかごしま』と展示が続きます。

鬼瓦(黎明館)
鬼瓦(黎明館)

御楼門建設に用いられた伝統的技術の紹介として『鬼瓦』と『鯱』を展示しています。

鯱(黎明館)
鯱(黎明館)
先史・古代のかごしま 鹿児島の旧石器時代から奈良・平安時代までを、遺跡や遺物を通して、その文化の特徴を紹介しています。
中世のかごしま 島津氏の領国支配の流れの中で、外来文化の窓口と言う視点から、大陸との交易、鉄砲・キリスト伝来、文禄・慶長の役と薩摩焼を取り上げています。
近世のかごしま 薩摩藩の外城制度、統治のしくみ、黒糖専売、明治維新へ向かう藩政改革、近代技術の導入などを取り上げています。
近・現代のかごしま 日本の新国家建設における鹿児島の果たした役割と、その後の鹿児島の歩み、明治・大正・昭和の生活や文化を紹介しています。
石塔(黎明館)
石塔(黎明館)
昔の天文館の風景(黎明館)
昔の天文館の風景(黎明館)

黎明館の2階は鹿児島の民俗と明治維新の展示

メンドンやボゼの仮面(黎明館)
メンドンやボゼの仮面(黎明館)

展示フロアーに入って『民俗』、『歴史』に関する展示となっています。

民俗 鹿児島は、海路で南の島々と繋がっていて、日本の中でも特徴ある文化を育んできました。例えば、薩摩硫黄島の『メンドン』、悪石島の『ボゼ』などは、ユネスコの無形文化遺産となっています。
歴史 明治維新における、鹿児島の偉人達、薩摩藩と明治維新、薩摩藩の近代化への取り組みについて紹介しています。
薩摩切子(黎明館)
薩摩切子(黎明館)

黎明館の3階は鹿児島の美術・工芸などの展示

鶴丸城模型(黎明館)
鶴丸城模型(黎明館)

展示フロアーに入って『美術・工芸』、『企画展示室』、『無料の体験学習室』となっています。

美術・工芸 鹿児島に関係する、洋画、彫刻、薩摩焼、薩摩刀、日本画・書と続きます。
企画展示室 年に3、4回開催されます。
体験学習室 ここは無料のフロアーです。昔の玩具、生活道具、鎧、機織り、楽器などに手を触れて体験学習が出来ます。郷土情報ライブラリー、映像ライブラリーなどもあります。
参勤交代模型(黎明館)
参勤交代模型(黎明館)
黎明館・企画展
黎明館・企画展

黎明館の屋外展示施設

二つ家(黎明館)
二つ家(黎明館)

黎明館の屋外展示は

  • 樋の間二つ家(昔の民家)
  • 茶屋
  • 御池
  • 田の神像
  • 田の神石像(模刻)

などがあります。

二つ家のいぶし(黎明館)
二つ家のいぶし(黎明館)
天璋院篤姫像(黎明館)
天璋院篤姫像(黎明館)

天璋院篤姫は島津家28代当主である島津斉彬の養女となって徳川家(13代将軍家定)へ嫁ぎました。

黎明館の周辺にあるもの

桜島と御楼門
桜島と御楼門

黎明館の

  • 南側には鹿児島県立図書館
  • 東側には御楼門
  • 北東側には私学校跡
  • 北側には薩摩義士碑

があります。

西南戦争当時の弾痕(黎明館)
西南戦争当時の弾痕(黎明館)

御楼門を入ったあたりの城壁には西南戦争当時の弾痕が多く残っています。

西南戦争当時の弾痕(黎明館)
西南戦争当時の弾痕 (黎明館)
私学校跡
私学校跡

西郷さんの私学校跡は、石碑と門のみ外側から見ることができます。

薩摩義士碑
薩摩義士碑

黎明館の周りには、いろんな史跡があります。

おとこのこ

薩摩義士碑は先人が苦労をして他藩の河川工事をおこなったと言う伝えを、子供の頃に聞かされました。

この先には城山の頂上(城山展望台)へ上るため歩道があります。

歩いて30分ほどで頂上に着きます。ちょっと時間があったら登ってみてはいかがでしょうか。

おとこのこ

私は小学校の頃、町内会のラジオ体操をするために登っていました(笑)

鹿児島県歴史・美術センター黎明館の入り口御楼門

御楼門と蓮の花

御楼門
御楼門

御楼門は黎明館の入り口です。

もともと御楼門は島津氏の居城である鶴丸城(鹿児島城)の正面にあった大きな門でした。

しかし明治6年に火災で消失してしまいました。

そこで明治維新150周年記念事業の一環として令和2年(2020年)3月に再建されました。

令和3年(2021年)4月11日から『御楼門と石垣』のライトアップがはじまりました。

  • 時間:日没から22時まで毎日
  • 注意:1時間のうち10分程度のライトアップ

ライトアップについては、以下の鹿児島県のホームページをご覧ください。

御楼門
御楼門
御楼門
御楼門
御楼門
御楼門

鶴丸城といっても熊本城のような立派な天守閣は無く、御楼門が再現されるまではそれほど大きくない石垣とお堀がお城の名残を表していました。

鶴丸城のお堀と蓮の花
鶴丸城のお堀と蓮の花

鶴丸城の蓮の花は毎年きれいな花を咲かせます。

少なくともわたしが幼稚園に通っていたころも、きれいな花が咲いていたと記憶しています。

これからもずっと美しい蓮の花が見れることを望みます。

鶴丸城の蓮の花
鶴丸城の蓮の花
鶴丸城の石垣と桜
鶴丸城の石垣と桜
鶴丸城石垣沿い水路の鯉
鶴丸城石垣沿い水路の鯉

鹿児島県歴史・美術センター黎明館の施設案内

住所鹿児島県鹿児島市城山町7番2号
アクセスJR鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約16分(薩摩義士碑前)
市電・市バスの「市役所前」から徒歩約5分
開館時間9:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日毎週月曜日、毎月25日、12月31日~1月2日
観覧料一般:400円
高・大学生:250円
小・中学生:150円
駐車場125台(黎明館、鹿児島市立美術館、メルヘン館、近代文学館兼用)

グーグルマップでは黎明館の駐車場を通って黎明館へ向かっていますが、磯街道から御楼門を通って黎明館へ向かったほうが早く着けます。

\ 桜島と鹿児島市街地を望む城山展望台の記事です /

桜島観光をするには鹿児島市内のホテルをベースにするのが一番です。
桜島観光の参考に下の記事をどうぞのぞいてみてください。

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