霧島観光の中心でもある霧島神宮は、平成元年(1989年)に国の重要文化財に指定された朱塗りの美しい神社です。
また、日本神話で高千穂峰に降り立ったとされる『ニニギノミコト』を主祭神とする神社です。
3月下旬の桜、5月中旬のミヤマキリシマ、11月下旬の紅葉も綺麗です。
霧島神宮の朱塗りの本殿と拝領殿が美しい
現在の霧島神宮の朱塗りの本殿は、正徳5年(1715年)に、薩摩藩の藩主であった島津吉貴公の寄進によるものです。
三の鳥居を過ぎて、林の中の参道から見えてくる本殿は、とても美しいです。
神社の建造物だけでなく、神社の内部にも美しい装飾が施されている霧島神宮の本殿は『西の日光』とも呼ばれています。
霧島神宮に飾られたゾウと狛犬の彫り物
霧島神宮のお賽銭箱の横の柱に、ゾウと狛犬が並んで飾られています。
ゾウは仏教の影響を受けたものでしょう。
また、狛犬は神社や寺院の入り口に配置されていますが、ここでは神社の影響を受けたものでしょう。
霧島神宮は、慶胤(けいいん)という僧が西暦540年に、高千穂峰と御鉢との中間に社殿を建てたのが始まりです。
天暦年間(947年~957年)には性空上人(しょうくうしょうにん)が高千穂河原に社殿を建てました。
その後、文明16年(1484年)に島津家11代当主の島津忠昌公が、兼慶(けんけい)上人に命じて現在地に社殿を建立しました。
樹齢約800年の霧島神宮の御神木
霧島神宮の御神木は、正殿の正面にあります。
樹齢約800年、高さ約38メートル、幹廻7.2メートルの大きな杉の木です。

周りは柵でおおわれていて、さわることはできませんが、近づくと、何かしら感じるものがあります(個人的感想です)
霧島神宮のさざれ石
霧島神宮のさざれ石は、昭和62年(1987年)に、岐阜県揖斐川町から奉納されたものです。
国歌に詠まれている『さざれ石』が見れる貴重な場所です。
龍の形をした霧島神宮の手水舎
霧島神宮の手水舎(てみずしゃ)は、龍の形をした水の注ぎ口となっています。
これは、肥後(今の熊本県)の名石工である岩永三五郎作と言われています。
彼は江戸時代末期の人で、鹿児島城下にあった五石橋の制作に携わった人です。
霧島神宮の招霊木(おがたまのき)
霧島神宮の二の鳥居と三の鳥居の中間地点、社務所の前に『招霊木(おがたまのき)』があります。
これは、神霊を招く木として、よく神社に植えられている木です。
霧島神宮の神聖降臨之詩碑
霧島神宮の神聖降臨之詩碑には、徳富蘇峰が昭和27年(1952年)に詩詠・揮毫(きごう)した五言絶句が刻まれています。
霧島神宮の展望所
霧島神宮の展望所からは、霧島の山並みを眺めることが出来ます。
また、天気の良い日には、桜島や錦江湾方面を眺めることも出来ます。
展望所の近くには、大きな参詣者休息所もあります。

鉾餅が美味しかったです。
霧島神宮大鳥居前の足湯
霧島神宮の大鳥居と高千穂峰(たかちほのみね)は、一緒に見るとすばらしい景色です。
大鳥居の前左手には、霧島市の観光案内所があります。
そこには、心身ともにリラックスできる『霧島観光案内所「あし湯」』があります。
霧島観光案内所「あし湯」は、2018年度ゆ旅対象施設(65施設)のひとつです。
霧島神宮の施設案内
住所 | 鹿児島県霧島市霧島田口2608-5 |
アクセス | 九州自動車道の溝辺鹿児島空港ICから車で約40分 |
営業時間 | 8時~17時30分(授与所) |
休日 | 年中無休 |
参詣 | 無料 |
駐車場 | 500台 |
公式ページ | 霧島神宮公式ページ |
