薩摩半島の豊かな自然に抱かれた地、指宿市には、ただ静かに時を刻む、ひっそりとした神聖な場所があります。その名も枚聞神社。開聞岳の雄大な姿を間近に望むこの地は、古来より神々の住まう場所として崇敬されてきました。薩摩一の宮としての重厚な歴史を持ち、同じく一の宮である新田神社とともに、地元の人々の信仰心の中心をなしています。
この神社は、JR開聞駅からほんの歩いて10分ほどの距離にあり、そのアクセスの良さから正月三ヶ日には多くの参拝者で賑わいます。しかし、その賑わいを離れれば、神社はまたたちまち静寂に包まれ、訪れる人々に心の平穏をもたらします。南薩の旅の途中、歴史を感じさせるこの神聖な場所に立ち寄り、自然とともに静かに時を過ごしてみてはいかがでしょうか。枚聞神社は、訪れる人々に忘れがたい印象と、心の安らぎを提供してくれることでしょう。
枚聞神社は開聞岳が見える薩摩一の宮
枚聞神社(ひらききじんじゃ)は指宿市にある薩摩一の宮です。
薩摩一の宮は2つあって、もう一つは薩摩川内市の新田神社です。
枚聞神社は交通や航海の安全、漁業の守護の神として昔から人々の信仰を集めていました。
枚聞神社の拝殿・本殿の向こうには、間近に開聞岳が見えています。
JR開聞駅から枚聞神社までは歩いて約10分の距離です。
そのため、正月の三が日などは多くの参拝者が訪れる人気の神社です。
枚聞神社はそれほど大きな神社ではありませんが、歴史ある立派な拝殿があり、背後には県指定有形文化財の本殿が鎮座しています。
現在の枚聞神社の社殿は島津義弘公が寄進し、島津重豪公が改築したもの。
枚聞神社の二の鳥居と手水舎
枚聞神社の大鳥居を抜けるとすぐに二の鳥居があります。
二の鳥居の左手には手水舎があります。
薩摩一の宮・枚聞神社の宝物殿と絵馬堂
二の鳥居を過ぎてすぐ右手に枚聞神社の宝物殿があります。
枚聞神社にまつわる品々が展示されています。
重要文化財(国指定):松梅蒔絵櫛笥
拝観料100円です。
枚聞神社のお守りや祈願受付所は拝殿正面左手の建物です。
拝殿正面右手にはオミクジ所。
絵馬堂は祈願受付所の正面。
枚聞神社のクスノキと馬の像
オミクジ所の前には等身大の馬の像が飾られています。
オミクジ所の前には古い灯籠とその横にオミクジ掛けがあります。
二の鳥居の右手には樹齢800年・樹高21mの枚聞神社のクスノキがそびえ立っています。
みなさんも歴史ある枚聞神社へ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
枚聞神宮の施設案内
住所 | 鹿児島県指宿市開聞十町1366 |
アクセス | JR指宿駅から車で約20分 JR開聞駅より徒歩約10分 |
休日 | 年中無休 |
参詣 | 無料 |
駐車場 | 50台(大鳥居の前の信号機の横) |
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