鹿児島市に佇む隠れた宝石、【鶴嶺神社】は、その穏やかな境内からは想像もつかないほど深い歴史と物語を秘めています。名勝仙巌園の隣に構えるこの神社は、島津家の歴代藩主とその家族、忠義に殉じた家臣たちを祀る神聖な場所です。仙巌園の美しい自然に囲まれ、歴史の息吹を感じることができる特別な空間です。源頼朝のお墓を模した雛形塔が境内に静かに佇み、参拝者に平安時代への想いを馳せさせます。この神社は、歴史愛好家はもちろん、美しい自然や日本の伝統に触れたいと思うすべての人々にとって、必見のスポットです。訪れる人々を優しく迎え入れる鶴嶺神社へ、あなたも足を運んでみてはいかがでしょうか。
鹿児島市の鶴嶺神社は島津氏の別邸である仙巌園の横にあります
鶴嶺神社(つるがねじんじゃ)は仙巌園から歩いて約1分のところにある神社です。
仙巌園の入口から鶴嶺神社の鳥居が見えています。
鹿児島中央駅から鶴嶺神社への行き方、駐車場などの情報は仙巌園のページを参照してください。
鶴嶺神社の鳥居を過ぎて石段を数段上がるとすぐに拝殿があります。
鶴嶺神社の拝殿は簡素に見えても威厳ある建物です。
鶴嶺神社の拝殿の先には本殿が鎮座しています。
鶴嶺神社には源頼朝公のお墓の雛形塔があります
源頼朝公のお墓の雛形塔は鶴嶺神社の鳥居を過ぎた石段の右手前にあります。
源頼朝公のお墓の雛形塔を囲む石柱には、島津家の家紋の『丸に十の字』と源頼朝公の家紋の『ささりんどう』が付けられています。
源頼朝公のお墓の雛形塔は頼朝公没後800年のとき、鎌倉市民有志の会により寄進されました。
源頼朝公のお墓の雛形塔がこの地に建てられたのは、鎌倉市にある頼朝公のお墓の再興に島津氏が尽力した為。
鶴嶺神社の御祭神
明治2年に鶴丸城の一画に建てられた島津氏歴代の藩主とそのご家族の神社。
その後大正6年にこの地に移ってきました。
御祭神
- 島津本家および玉里島津家の当主とその家族
- 家老のうち四五名と殉死者
鶴嶺神社の拝殿から奥の本殿が見ています。
鶴嶺神社は気楽に訪れることができる神社
鶴嶺神社は大きな神社でない分、仙巌園観光の帰りにでも気軽に訪れることができる神社です。
鶴嶺神社の石段を登ってすぐ右手に手水舎はあります。
石の水受けにもご祭神である島津氏の家紋『丸に十の字』の家紋が見えます。
竹筒の先から清めの水が出ています。
境内はそれほど広く有りませんが休憩できるベンチもあります。
鶴嶺神社の絵馬堂の先には桜島が良く見えます。
気楽に訪れることができる鶴嶺神社。
この地であなたは何をお願いするのでしょうか。
\ 鶴嶺神社から歩いて1分のところにある仙巌園と尚古集成館 /