美しい鹿児島の心を映す窓、鹿児島市立美術館。この美術館は、鹿児島県の豊かな文化遺産と地元の芸術家たちの息吹を感じることができる場所です。歴史ある鶴丸城の二の丸跡地に建てられたこの美術館は、西郷隆盛銅像を隣に構え、敷地内の休憩用の椅子では、訪れる人々がアートと自然の美しさに囲まれながら一息つくことができます。鹿児島の風土が生んだアート作品の数々は、訪れる人々に新たな発見と感動を与えてくれることでしょう。鹿児島観光の際には、この市民に開かれた美術館を訪れ、鹿児島の芸術の深さに触れてみてはいかがでしょうか。
鹿児島市立美術館は鹿児島県出身者の展示も多い
鹿児島市立美術館は西郷隆盛銅像の隣にある美術館です。
1階と地下1階は基本、無料の展示スペースです。
1階は公募展・団体展などの大規模な展覧会への貸し出しスペース。
地下1階は小規模グループへの貸し出しスペース、市民アトリエ。
2階には有料の鹿児島市立美術館の所蔵品展示スペースがあります。
- 一 般:300円
- 高大生:200円
- 小中生:150円
鹿児島市立美術館における日本美術
鹿児島市立美術館では鹿児島県出身者および関係者の作品を多く展示しています。
彫刻では西郷隆盛銅像をつくった安藤照の作品をはじめ、現代の作家である中村晋也さんらの作品も展示されています。
洋画では黒田清輝、藤島武二、和田英作、東郷青児、海老原喜之助など多くの鹿児島県出身者の作品が展示されています。
その他日本画・版画・工芸などの鹿児島県出身者の作品の展示も。
また、桜島をモチーフとした作品も多く展示しています。
鹿児島市立美術館における西洋美術
鹿児島市立美術館での西洋美術は印象派から現代までの作品を展示しています。
洋画ではモネ「睡蓮」、ピカソ「女の顔」、ダリ「三角形の時間」、ウォーホル「多色による4つのマリリン」ほか多くの画家の作品が展示されています。
彫刻ではロダン、マイヨールなどの近代彫刻。
2022年の特別企画展
①生誕100年山下清展(3月25日〜5月5日)
②シダネルとマルタン展(7月15日〜8月31日)
③川瀬巴水 ー旅と郷愁の風景ー(9月30日〜11月6日)
鹿児島市立美術館は市民に開かれた美術館
鹿児島市立美術館は鹿児島の繁華街である天文館からも近く、鹿児島を代表する観光地である西郷隆盛銅像の隣にあるため、多くの人が訪れています。
鹿児島市立美術館の1階には「カフェ・ミュージアムショップ」があり喫茶・軽食のほか現代アーティストのグッズ販売も行っています。
鹿児島市立美術館の正面には幾つかの休憩用椅子が置かれています。
観光地巡りのちょっとした休憩もできます。
鹿児島市立美術館の左手
鹿児島市立美術館入り口の階段横には車椅子用の上りスロープ・下りスロープが設けられています。
スロープの奥にも屋外展示物が。
鹿児島市立美術館の左奥には、「じめさあ」の名で親しまれている石像があります。
これは島津家18代家久の奥方「持明婦人」の像と言われています。
心優しく幸せな家庭を築いた持明院様が「じめさあ」と。
鹿児島市立美術館の右手
鹿児島市立美術館の入り口から右手には、階段の上の屋外展示エリアが設けられています。
この場所は少し高い場所にあるため鹿児島市立美術館の敷地内を眺めるのにも適しています。
車椅子用の通路が鹿児島市立美術館を入って右手にあり、エレベータで1階や2階から地下1階へ向かい通路から外へ出ることができます。
鹿児島市立美術館は鹿児島県出身者の作品も多く市民に開かれた美術館です。
西郷隆盛銅像にも近い鹿児島市立美術館を鹿児島観光のルートのひとつに入れても良いのではないでしょうか。
鹿児島市立美術館の施設案内
住所 | 鹿児島県鹿児島市城山町4-36 |
アクセス | JR鹿児島中央駅から市電で朝日通駅へ(約10分)、下車徒歩約5分 JR鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約14分 天文館の照国通りから徒歩約5分(天文館通駅から約8分) |
入館料 | 一般:300円 |
高校・大学生:200円 | |
小学・中学生:150円 | |
開館時間 | 9:30~18:00(入館は17:30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(12月29日~1月1日) |
駐車場 | 6台(鹿児島市立美術館横) 31台(近代文学館・メルヘン館・美術館共用駐車場) |
公式ページ | 鹿児島市立美術館 |
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