鹿児島県霧島市に佇む鹿児島神宮は、大隅国の霊峰にふさわしい荘厳な風格を誇る神聖な場所です。その歴史は古く、地元民からは深い敬愛を集めています。隼人駅からわずか車で5分、散策がてら歩いても15分というアクセスの良さが、多くの参拝者をこの地へと導きます。
2022年にはその価値がさらに認められ、本殿・拝殿・勅使殿・摂社四社神社本殿が国の重要文化財に指定されました。この認定は、鹿児島神宮が単なる信仰の場を超え、日本の歴史や文化の宝庫であることを示しています。
霧島市を訪れる観光客にとって、この神社は必見のスポットです。その美しさは四季折々に変わり、自然と歴史が織り成す壮大な物語を体感できる場所です。鹿児島神宮の静寂と荘厳さは、訪れる人々の心を洗い、新たな気持ちで日常を送る力を与えてくれます。
鹿児島神宮は大隅国一宮
現在の鹿児島神宮の社殿は宝暦5年(1755年)に島津家24代当主の島津重年公により寄進されたもので、島津家25代当主の島津重豪公の時代の宝暦6年(1756年)に完成したものです。
令和4年(2022年)2月9日に鹿児島神宮の本殿・拝殿・勅使殿・摂社四所神社本殿が重要文化財に指定されました。
鹿児島神宮の天井に飾られてある格子絵は素晴らしいです。
鹿児島神宮の主祭神
- 彦火々出見尊(ヒコホホデノミコト・山幸彦)
- 豊玉比売命(トヨタマヒメノミコト)
鹿児島神宮は海幸山幸によるところの神社として、また『大隅正八幡』とよばれる神社として歴史ある神社です。
四所神社・式内神社・隼風神社
鹿児島神宮の本殿横には、四所神社・式内神社・隼風神社が建っています。
四所神社の御祭神は大雀命・石姫命・荒田郎女・根鳥命。
四所神社の飾りにも仏教の影響を受けたと思われるゾウの彫り物が見られます。
式内神社の御祭神は武内宿禰。
隼風神社の御祭神は日本武尊。
鹿児島神宮の絵馬堂には多くの絵馬がかけられています。
鹿児島神宮は隼人駅の近くにある神社
鹿児島神宮は霧島市の隼人駅から近く車で約5分、歩いて約15分のところにあります。
上の写真は二の鳥居側から見た大鳥居。
鹿児島神宮の二の鳥居を過ぎると2つの石段が見えて来ます。
上の写真は鹿児島神宮の石段側から見た二の鳥居。
この二の鳥居と石段の間にも車を止める駐車スペースがあります。ここから石段を登って行くのもよいでしょう。
鹿児島神宮の本殿・拝殿・勅使殿・摂社四所神社本殿は3番目の石段を登った先にあります。
駐車場は石段の前と石段の前を右に曲がって少し上がった所にあります。
鹿児島神宮の御神木は樹齢約800年
鹿児島神宮の石段を2つ上がったところに御神木と雨之杜があります。
御神木は樹齢がおよそ800年。
鹿児島神宮の手水舎と亀石
3つ目の石段を上がって左手に鹿児島神宮の手水舎はあります。
大きな龍の像とそのまわりから水が出ています。
手水舎の近くには龍宮の亀石とよばれる石が置かれています。
鹿児島神宮末社『稲荷神社』
鹿児島神宮本殿横には鹿児島神宮末社『稲荷神社』の入口があります。
赤い鳥居がきれいな稲荷神社はここから約150メートル先に鎮座しています。
鹿児島神宮の初午祭
鹿児島神宮では旧暦の1月18日を過ぎた次の日曜日に『初午祭』(御神馬の鈴懸馬を先頭に多数の踊り連がつづき参詣する)という行事が行われます。
鹿児島神宮の御神馬は、鹿児島神宮の本殿へ通じる2つの石段の左手側入ったとこから見ることができます。
鹿児島神宮の施設案内
住所 | 鹿児島県霧島市隼人町内2496番地1 |
アクセス | 九州自動車道の溝辺鹿児島空港ICから車で約20分 JR日豊本線隼人駅より徒歩約15分 |
参拝時間 | 8時30分~17時 |
休日 | 年中無休 |
参詣 | 無料 |
駐車場 | 350台 |
公式ページ | 鹿児島神宮 |
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