日本の自然と歴史が織り成す絶景、龍門司坂。この坂は、姶良市加治木町に位置し、歴史の道百選に選ばれたことで知られています。龍門司坂の最大の魅力は、その苔むした石畳が生み出す、時代を超えた風景です。坂を歩くと、まるで時が止まったかのような静寂と安らぎが訪れる人々を包み込みます。
さらに、龍門司坂のすぐ近くには、日本の滝百選にも選ばれた「龍門滝」があります。この滝は、その雄大な落差と清らかな水音で多くの訪問者を魅了しています。龍門司坂と龍門滝は、自然の美しさと歴史の重みが共存する、日本が誇るべき絶景スポットです。
この地域は観光にも非常に便利で、観光用の駐車場も完備されているため、手軽に訪れることができます。歴史と自然の息吹を感じながら、穏やかな時間を過ごしたい方には、龍門司坂と龍門滝がおすすめです。
龍門司坂は江戸時代の姿が残っている坂です
龍門司坂(たつもんじざか)は、苔の石畳が美しい坂道です。
鹿児島市から姶良市の加治木を通って、伊佐市の大口を通り熊本の水俣へ通じる街道を、江戸時代には『大口筋』と呼んでいました。
その大口筋の一部にあたるのが龍門寺坂です。
龍門司坂は全長が1,500メートルありましたが、現在は486.8メートルのみ当時の姿で残っています。
大口筋は、平成8年(1996年)に文化庁選定『歴史の道百選』に選ばれました。
昔の人が歩いた道を今でも歩ける龍門司坂
龍門司坂と大口筋の説明の看板や、坂を上る時に使用する杖も数本用意されています。
苔に気をつけてゆっくり歩けば60歳のわたしでも歩いていけます。
乾いた石を選んで歩くのがコツでしょうか。
龍門司坂は以前、大河ドラマ『西郷どん』のロケ地にもなりました。
そんな風情のある坂道です。昔の人が歩いた同じ道を、少しではありますが歩いてみるのも良いのもです。
龍門司坂の風景
龍門司坂の下のほうは竹や小さな葉っぱの木々が多いためか、落ち葉が目立っていました。
これも自然な感じが出ていて良いのですが。
龍門司坂の上のほうは、落ち葉も少なくきれいな石畳をかんじる道になっていました。
杉の林のせいなのでしょうか。
龍門司坂は全体に苔がはえていて、薄暗い場所が多い坂道です。
このように木漏れ日が見えると少し安心します。
途中小さな崖がある場所をとおります。崩れやすいので、じゅうぶんに気をつけてお通りください。
足元にも注意してね。
龍門司坂の横には立派な杉も育っています。このあたりはNHKドラマの西郷ドンにも使われた場所です。
整備された杉林を歩いて行くと、もうすこしで龍門司坂の終着地です。
龍門司坂の終着地です。
龍門司坂をのぼっていくと、車のとおる一般道路に出ます。そこには石碑と案内板、反対側にはツエ置き場があります。
のぼりより、くだりのほうがスベリやすいので十分に注意してください。
龍門司坂へは龍門滝から歩いて来れますし、近くには駐車場もあります。
龍門司坂施設案内
住所 | 鹿児島県姶良市加治木町木田5088-1 |
アクセス |
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駐車場 | 8台 |
\ 龍門司坂から歩いていける観光地、龍門滝 /