霧島の神秘的な自然に抱かれた和気神社は、日本の歴史に名を刻む和気清麻呂を祀る、ユニークな神社です。伝説によると、和気清麻呂が大隅の地へ流される途中、野生の猪によって命を救われたといいます。この奇跡的な出来事を記念して、和気神社では伝統的な狛犬の代わりに、狛猪が神社を守護しています。訪れる人々は、この独特な狛猪に驚きと興味を持ち、和気清麻呂の伝説を身近に感じることができます。
さらに、神社の境内には「和気ちゃん」と呼ばれる愛らしい白い猪が飼われており、訪れる人々に癒しを提供しています。この和気ちゃんは、神社のシンボルとして親しまれ、多くの参拝者の心を掴んで放しません。和気神社は、その歴史的背景と自然の美しさ、そしてユニークな狛猪の存在により、霧島を訪れる人々にとって必見のスポットとなっています。神秘的な雰囲気を持つこの神社は、日本の伝統と自然が織りなす神聖な場所です。
和気神社を訪れることは、ただの観光ではなく、日本の深い歴史と文化を体験する機会です。和気清麻呂の伝説から生まれた狛猪の物語、そして和気ちゃんの存在は、この神社を特別なものにしています。霧島の自然に囲まれた和気神社は、訪れる全ての人々にとって、心の平安と感動を与える場所です。
和気神社は和気清麻呂を祭神とする霧島にある神社
和気神社の祭神は『和気清麻呂』です。
和気清麻呂が流罪で流されて来た場所がこのあたりであることから霧島に作られたもので、昭和21年にできた比較的新しい神社です。
和気神社に入って左手にある手水舎は、自然の岩を使った素朴な作りです。
小さいけれど目を引く和気神社の手水舎です。
和気神社の絵馬堂は本殿に向かって右隣にあります。
赤い鳥居から見えている本殿です。
和気神社は長い距離を歩かなくても、手軽にお参りできる人に優しい神社です。
和気神社では狛猪(こまいのしし)がお出迎え
和気神社の手水舎を過ぎて、石段を上がったところに狛猪(こまいのしし)がいました。
狛猪が神社にいるのは、和気清麻呂がこの地に流される途中、猪に助けられたとの伝説によるものです。
狛猪を初めて見たときは少し驚きますが、和気神社には狛猪がなぜかマッチしているような感じがしてきます。
良く見ると立派な狛猪です。
和気神社の白い猪『和気ちゃん』
和気神社の赤い鳥居を潜ってすぐ左手に、和気ちゃん(白い猪)の住まいがあります。
この日はお昼すぎに和気神社へ参ったのですが、和気ちゃんは、ちょうどお昼寝中のようでした。
日本一の大絵馬と美しい藤の花
和気神社の横には日本一大きな絵馬があります。
霧島山と犬飼滝、和気清麻呂と猪が描かれたとても大きな絵馬です。
和気神社と和気神社の横にある和気公園では、毎年多くの藤の花が咲きます。
期間は4月中旬から5月初めのころです。
和気公園には綺麗なトイレや飲料水の自動販売機があります。
犬飼滝から車で約2分の近いところにある和気神社は、
このあたりの休憩地としてもおすすめの場所です。
和気神社施設案内
住所 | 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3986 |
アクセス | JR日豊本線国分駅から車で約22分 鹿児島空港から車で約18分 犬飼滝から車で約2分 |
駐車場 | 有ります |